金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか |吉本 佳生
金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか
吉本 佳生
光文社 刊
発売日 2005-05-17
オススメ度:★★★★
怒りと寒気を交互に感じる。説明が丁寧で初心者向き。 2007-04-22
金融機関っていうのは集めた資金を運用して運用益を出す所だと思っていたが、集めた資金に対しては手数料をいっぱい取ることで、もともとろくな利息を返す気はないってことがよく分かりました。まったくバカにしてるなというのが率直な感想。
読んでいると怒りでムカムカしてくる。そのうち冷静になると今までの自分の考え方や判断を思い返して寒気を感じてしまう。読み進めるあいだ、そういう感情が交互に現れて、あきさせないというか、隙を見せられないという印象の本だ。
本来、こういう内容は自助努力してからくりを学ばなければいけないと思うのだが、個人的には特に利殖には興味はないし、運用する原資もないので、何となく分かったつもりですませてしまいがちだった。こういうところを巧妙につけ込むのが金融機関の手だということがよく分かる。しかしからくりを知っているかどうかで結果的に損をするのはたまらない。処世術の基礎として、学校で教えて欲しいぐらいだ。例えば、本書中の確率を考慮した分配金の計算などは、数学の例題としては非常に卑近だし、分かりやすく、ためになる。それ以外でも説明が丁寧で、重要なことは繰り返し解説しているので、私のような金融無知の読者でも理解できるだろう。本当に勉強になります。
さて、確定拠出年金の運用を改めて検討しなくては。。。
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